ハイリスク妊婦の第3子出産 〜妊娠中の経過〜
出産前、マタニティブルーのままブログを書いていましたが、ついにこの日がやって来ました。
第3子の出産。
第2子のことがあったので、不安から解放されることのないマタニティライフでした。
↓第2子の出産についてはこちらから。
第3子の出産にあたり、妊娠当初から言われていたことは、
👨⚕️「1番常位胎盤早期剥離(以下、早剥)になるリスクが高い、妊娠36〜37週で計画自然分娩をしましょう」
ということでした。
妊娠32週を過ぎた頃から週2回ノンストレステスト(NST)を行い、赤ちゃんの元気さをチェックしていきましょう。でも、NSTをやっていたからといって、早剥を必ず防げるというわけではなくお守り代わり、とのことでした。
NSTで異常がなければ、3〜4日は安心と考えていいと説明してくれました。
でも、私はちょうどその頃にりんご病になってしまったため、他の妊婦さんに移してしまうリスクがあり、週2回NSTを行えたのは2回のみだったのですが(^-^;)
妊娠初期にこのような説明を受けましたが、後期に入るまでは特に今までの妊娠時と大きな違いもなく、月1回や月2回の健診を受けていました。
早剥予防のために気にかけていたこと
1度早剥になった人は、また早剥になる確率が10倍上がると言われています。
2度と繰り返さないために、私が特に気にしていたことは、
- お腹の張り
- 羊水の量
- 胎動
- 便秘
です。
お腹の張り
私は第1子の時からお腹が張りやすい方でした。
立ち上がったら張る、ずっと立ってても張る、横になっていて姿勢を換えても張る、それが当たり前でした。
妊娠6〜7ヶ月の頃から1時間に3〜4回は張るのが普通になっていました。
今回NSTをしてもらってわかったのですが、自分が張っているという自覚がないのに張っていた、ということもあったようです。
気づいていないだけで、1時間に3〜4回では済まないほど張っていたこともあったのでしょう。
ストレスが溜まったり、立ちっぱなしの時間が長くなると、お腹の張りも強くなり、張ってるなぁ〜と感じるだけではなく、痛みを感じることも妊娠後期では多かったです。
横になって休まないとお腹の張りが治らないこともよくあったので、料理をする合間に横になって5分ほど休むということもしょっちゅうでした。
ストレスが溜まってイライラしている時は特にお腹の張りもひどく、通常1分ほどで治る張りも、横になってもエンドレスに張り続けて、ヒドイ時は30分以上続くこともありました。
自分がイライラする気持ちをフッと抜けるまで、お腹の張りは続いていました。
夫とケンカした後は特にお腹も張り続けて痛くて、病院へ行った方がいいかも、と思うほどでしたが、1人になりバラエティを見て笑えた瞬間、お腹の張りも治ったので、ストレスはお腹の張りに大きく関係していると思います。
ストレスを溜めないこと、イライラしないこと、コレすごく大事です!
羊水の量
早剥になった第2子の妊娠中、よく言われたのは「羊水が多い」ということでした。
羊水が多いと子宮内の圧が高くなりやすく、早剥になりやすいそうです。
それぞれ通院していた病院が違うので判断基準に差があるかもしれませんが、第1子や第3子の時には羊水の多さを指摘されることはありませんでした。
念のため第3子の時には羊水の量を聞くようにしてましたが、標準ぐらいだと毎回言われていたので、安心材料になっていました。
胎動
第2子の時、最後の胎動を感じてから、痛みの方ばかりに気が向き、胎動の間隔まで気にかける余裕がありませんでした。
もっと胎動のことを気にかけていたら、早くに異常に気がつけたのに…という思いがあったため、第3子の時は最後に胎動を感じたのがいつだったのかを思い返すようにしていました。
前に胎動を感じてから何時間経ってるかも思い出せないぐらいになってしまうと、すごく不安になり、赤ちゃんの足を探して押してみて、胎動があるかを確認していました。
便秘
第2子の時、お腹の痛みを便秘の痛みと勘違いして、トイレで腹圧をかけてしまいました。
その時に最後の胎動を感じたのですが、苦しいと最後にもがいたのかもしれません。
今回は便秘の痛みと間違えることのないよう、整腸剤をもらって、毎日腹圧をかけなくても楽に排便できるようコントロールしていました。
妊娠後期のトラブル
妊娠後期に入り、私は
- 妊娠糖尿病
- 切迫早産
- りんご病
- 貧血
になってしまいました。
妊娠糖尿病
妊娠糖尿病になると羊水が多くなりやすい傾向にあるそうです。
第2子の時は妊娠糖尿病と診断はされなかったものの、羊水の多さを指摘されていたため、第3子はさらに羊水が多くなってしまうのではないかとビクビクしていました。
食事を6回に分け、高血糖にならないように1回の炭水化物の量を半量にして、毎食前後の血糖値を測っていました。
血糖値を意識した食事になると、エネルギー量も減り、体重も妊娠前と比べて+6kgとあまり増えなかったため、赤ちゃんがちゃんと大きくなっているのか心配にもなりましたが、生まれてきた赤ちゃんは37週でも2700gあったのでホッとしました。
お腹が張りやすいため、あまり運動はできませんでしたが、朝娘を保育園へ送った後、10分だけは毎日歩くようにして、プチ運動療法も行なっていました。
切迫早産
妊娠8ヶ月に入ってすぐ、頸管長が28.9mmまで短縮してしまいました。
その頃仕事も申し送りで忙しくなっており、お腹の張りも頻繁で痛みもあり、赤ちゃんが出口に向かって押しているような感覚があって気になっていました。
健診時に診てもらうとやはり頸管長が短くなっていたため、先生に診断書を書いてもらい、その日から早めに産休に入らせてもらうことにしました。
仕事に行かなくなると立っている時間も減って、お腹の張りも少なくなり、出口に向かって押されるような感覚もなくなっていきました。
りんご病
これは思いもよらないトラブルでした。
娘の保育園でりんご病が流行っていたことも知らず、年明けに娘の頰が赤いことが気になり、担任の先生に言ってみたところ、園でりんご病と診断された子が他の学年だけどいたことを知りました。
年末は登園する子も少なく、他の学年の子と同じお部屋で見てもらうことも多かったので移ってしまったようです。
その頃ちょうど関東でりんご病が流行っていること、妊婦が感染すると死産する恐れもあることなどがニュースでも取り上げられていたため、怖いなぁとは思っていました。
でも関東在住ではないし大丈夫だろう、そう思っていたのですが、私の住む地域でもりんご病が流行っていたとは…。
娘の頰が赤くなり、もしもりんご病なら私も産婦人科の先生に相談しなくては、と思い、大してしんどそうには見えませんでしたが小児科で診てもらったところ、やはりりんご病だと。
りんご病は私に感染し、赤ちゃんにも感染してしまいました。
ついでに夫にも。
赤ちゃんのことが心配で仕方ないのに、妊婦さんがたくさん来る産婦人科へ私が出入りすることは他の妊婦さんへの感染リスクでしかなく、紅斑などの症状が出てからもしばらくは通院できず不安な日々を過ごしました。
紅斑も治り、しばらくしてからようやく病院で診てもらうと、赤ちゃんは貧血になっていました。
貧血になると、赤ちゃんの体内の血液量が増えて浮腫むそうです。
基準値を超えた貧血になると、赤ちゃんがまだ小さくても早めに出産して直接輸血することが1番の治療と言われていましたが、かろうじてその基準値には達することなく経過してくれました。
毎週、その時によっては週2回、超音波で赤ちゃんの脳の血流速度を調べ、貧血が進行していないかチェックしていましたが、最初に貧血になっていると聞いた時から数値はだいたい同じぐらいを保っていたようです。
急激に貧血が進行する場合もあると聞いていたため、胎動にもさらに気を配っていましたが、私が痛いと思うぐらい元気に脚を伸ばしているのを感じると、このまま元々の予定の36〜37週までいけそう、と思うことができました。
貧血
妊娠34週頃の血液検査で、今度は私自身も貧血になっていることがわかりました。
これはりんご病によるものとは関係なく、妊婦さんは誰もがなりやすいものだそうです。
ずっと安静時の脈拍も100回/分を超えていたので、動悸を感じることもあったのですが、この頃から手足のむくみも感じていました。
ヘモグロビンの値も一桁になってしまったため、鉄剤と葉酸を処方され飲み始めたところ、動悸も感じられなくなりました。
妊娠期間を終えて
妊娠中いろんな合併症とリスクがありましたが、当初の予定通り37週までお腹にいさせてあげることができました。
なんかホント奇跡だなぁって思います。
第2子のことがあったから、1つ1つのトラブルにすごくナーバスになって泣くことも多かったし、娘との関わりに対しても我慢させることが多かった。
でも、娘もよくわかってくれたし、夫も毎日仕事後まっすぐ帰ってきて家事や育児をしてくれ、赤ちゃんと私のことを気遣ってくれました。
夫とケンカすることも、娘を怒りすぎてしまうこともありましたが、家族が1つのチームになって、みんなで赤ちゃんをお腹の中で育てられたなぁと感じます。
37週までお腹にいてくれた赤ちゃん、夫、娘に感謝です。
出産編につづく。。。