妊娠糖尿病→血糖コントロール生活の始まり
妊娠7ヶ月の時に、妊娠糖尿病と診断されました。
先生からは1日7回の血糖測定と、食事を6回に分ける分割食を行うよう指導されました。
栄養指導まで1週間あったので、管理栄養士の母にも教えてもらい、インスタで情報収集し、まずは自分なりに分割食をやってみることに。
仕事もしてるので、持っていきやすい物、食べやすい物をお弁当以外に作り、お弁当はご飯の量を減らして野菜を増やしました。
まず、朝の準備が大変!
お弁当を夫の分と2人分作るのは今までもしてたので問題ないのですが、補助食の分も用意しないといけません。
簡単な物しか準備できないので、小さめのおにぎりやゆで卵、ミニトマト、フルーツ、ヨーグルトなど、できるだけ準備に手間のかからないものに。
朝ご飯も今まではお弁当作りながら、メイクしながらの立ち食いスタイルでした。
しかし、食前の血糖も測らなくてはいけないし、パンとコーヒーだけ、というのも良くないようなので、トマトやブロッコリーなどすぐ食べれる野菜も用意し、しっかり座って食べることに。
30分ほど早く起きるようになりました。
上司にも状況を説明し、仕事中に血糖測定をする時間がほしいこと、補助食を食べる時間がほしいこと、看護師に血糖測定のやり方を教えてもらう時間をとらせてほしいこと、などを伝え、許可してもらえました。
9時頃と15時頃にもぐもぐタイムです。
食べてる時に他の人が来た瞬間の気まずいこと(^_^;)
色々裏で言われたくなかったので、自分から妊娠糖尿病になって…という話をしていくようにしました。
血糖測定のやり方自体は1度教えてもらったら意外と簡単でした。
センサーを機械に差し込むと起動。
針をセットして蓋を外し、指先をアルコール消毒します。
アルコールが自然乾燥したら、針を皮膚に対して垂直に当てて、ボタンを押します。
チクッと軽い痛みを感じたら、すぐに血を絞り、センサーに吸い込ませます。
5秒ほどで読み取りが完了し、血糖値が表示されます。
私が病院で購入した物は、スマホアプリと連携しており、センサーを外すとBluetoothで血糖値を転送してくれます。
手帳に書かないといけないわけではなく、1日7回も血糖測定しないといけなかったので、すごく便利です。
食事も写真付きで記録できます。
細かい内容やカロリーも書き込めますが、私はめんどくさがりなので、写真を撮るだけ。
体重も記録できるし、歩数も自動で取り込んでくれます。
「世の中便利になってるのね〜」
と、血糖測定を教えてくれた職場の看護師さん達も驚いていました。
血糖測定のやり方自体は簡単なのですが、私の刺す位置が悪いのか、最初の3日ぐらいはなかなかうまく血が出なくて、量が少なすぎてセンサーを無駄にしてしまう、3回も刺し直す、ということが続きました。
説明書には、慣れるまでは針を刺す深さを1〜2mmで、と書いてありましたが、職場の看護師さんは最初から3mmに設定されていました。
なので、わりと出やすいはずなんですが、それでも失敗する私。
地味に痛いのに何回も刺し直すのがイヤで、4mmに設定し直しました。
それでも針が垂直に刺さってなかったりとか、針を押し付ける時の力が弱すぎると、血の量が少なくてやり直し、ということもありました。
ポイントは、指の指紋の真ん中よりも指先に刺すことです。
指紋の真ん中らへんに刺すと、絞っても血が出にくかったです。
説明書の図には指の外側を刺していましたが、真ん中の方がよく血が出ます。
外側は皮膚が硬くて分厚いですし、薄いところの方が血は出やすかったです。
毎日同じ指にばかり血糖測定をしていると、針の痕で指先が硬くなっている高齢者を見ていたので、私は短期間になりそうですが、1日ずつ指を替えて行っています。
先生から、血糖値の目標は、食前で100以下、食後2時間で120以下、と指示されました。
もともと基準値から1しかオーバーしてなかったので、そこまで難しいことではありませんでしたが、食べる物によっては大きく血糖が上昇することも。
意外だったのは、朝食で手軽に食べれるスティックパンやロールパン。
これを2つ食べるとあっという間に食後の血糖値が120を超えます。
それからカレーライス。
ご飯をお店で出される1/3〜1/4ぐらいにしても120を超えました。
炭水化物、恐ろしや〜。
カレーライスには、じゃがいもも入ってますしね。
あとはおもち!
普通なら2つ食べたいところですが、1つで我慢しておいて、娘が残した半分を食べたところ、120オーバーでした。。。
でも、意外とお腹が膨れるのに食パンは1枚食べても大丈夫!
血糖を測りながら食べるといろんなことがわかり、おもしろい。
始めは妊娠糖尿病だと診断されて、基準値オーバーも1だけでしたが、すごく落ち込みました。
ただでさえ1度死産してるからハイリスク妊婦なのに、また1つリスクが増えてしまった。
私が第2子の時に経験した常位胎盤早期剥離は、妊娠糖尿病も原因の1つに上がってきます。
第2子の時は妊娠糖尿病と診断されませんでしたが、たまたまだったのかもしれません。
また同じように失ってしまったらどうしよう。
そう思うと涙が出て止まらず、泣きながら血糖測定し、ご飯を食べていました。
こんな時、娘はとても優しい。
「ママまた泣いてる〜。大丈夫大丈夫」
って、優しくギューってしてくれました。
夫はと言うと、
「そんな気にする数値でもないやん」
と、どこか他人事でイライラさせます。
あんなことがあったのに、私が不安になる気持ちがわからないようです。
夫としてはきっと、そこまで気にするほど血糖値が高いわけではないから、先生の言う通りに食事を分割してたら大丈夫やろ、という意味だとは思うのですが、なんせ言葉のチョイスが不十分で、こちらを思いやる気持ちが伝わらず、イライラにつながるんです。
分割食を準備するのも、痛い思いをするのも全部私なのに、少しぐらいマシな言葉の掛け方を覚えてほしい。
どうすればいいかを求めてるわけではなくて、同じ気持ちになって寄り添ってほしいだけなんですけどね。
男は理論的、女は感情的な脳の作りらしいから、仕方ないのかもしれませんが。
夫へのイライラと、不安な気持ちと落ち込み、将来の糖尿病リスク、いろんな気持ちが入り混じり、妊娠糖尿病と診断された日は複雑な夜でしたが、翌日からは気持ちを切り替えて、仕事に家事に育児に分割食に血糖測定、という生活をスタートしました。